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・修正用雑記帳その10(金町浄水場・蒸気機関車関連)

第29章「窒素の問題(後編)」関係

 この章を書いた当時の金町浄水場は、オゾンや活性炭を使う「高度浄水処理」を一部でしかできなかったので、原水の江戸川の水に含まれるカビ臭などを完全除去できなかったが、ついに平成25年4月24日、全量高度浄水処理する設備がめでたく完成した。荒川水系の三郷浄水場などでも同様の設備を備えていくとされている。電気代はかかるがこれで都民は安心である。

 (参考)金町浄水場高度浄水施設の完成(東京都水道局のHP)


第38章「水質汚濁防止法」の補足

 『用水廃水便覧』という本を読んでいたら、面白いことが分かった。
・洗車場が水質汚濁防止法の特定施設になっているのは、洗車で使うワックス(油脂)が警戒されているためである。
・鉄道の車両基地も川沿いに多いが、昔の鉄道は蒸気機関車を使っており、蒸気機関車のボイラの冷却水にかん石(カルシウムとマグネシウムが多い)が多く含まれることが、水質的に警戒されていた。
・公衆浴場は、温浴以前にまずもって「お尻を洗う施設」であり、それが病原菌の感染源となりうることが警戒されていた。なるほど。

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プロフィール

大石俊六

Author:大石俊六
掲載雑誌
雑誌「『広告|恋する芸術と科学』2014年10月号(特集|Tokyo River Story 東京、川ろうぜ。)『私はどうしてドブ川を覗き込んでしまうのか』

マーガレットプレス 連載『ギモンの細道』

・「ラミネート」
(第10号/ラミネートを発明した人はコンブを手本にしたのではないか、の巻)

・「人馬平安散」
(第9号/「金はなぜ貨幣に使われるのか」を調べていたら四ツ谷駅前のハイフキヤドラッグにたどり着く、の巻)

・「恋とはどんなものかしら」
(第7号/オペラ『フィガロの結婚』で資本主義の発展の秘密にたどり着く、の巻)

・「神社と石橋」
(第6号/神社の前にはなぜ石橋があるのか、の巻)

・「夏帽子製造工場」
(第5号/鮫洲にあった紙帽子工場を調べたら横浜の三渓園にたどり着く、の巻)

・「イベリア半島の睡魔あるいは美しき怠惰」
(第4号/スペイン人はただ暑いからという理由だけで昼寝しているのか、の巻)

・「靴下のゴムはなぜ伸びるのか」
(第3号/靴下のゴムが緩む原因を調べたら長篠の戦にたどり着く、の巻)

・「シュロの奏でるハ短調」
(第2号/シュロの木を植える習慣は南国への憧れのほかにもうひとつ理由がありそうである、の巻)

また、季刊collegio(38,39号)には「水路敷区道扱い」というエッセイを書いています。
・「戸越公園の水路敷」(38号)
・「水路敷と銭湯」(39号)

その他の作品(文芸誌「フノリ」に掲載)
・「海抜の季節風」(渋谷川暗渠区間の高度をしつこく探求)
・「着席自由権」(パリのカフェのカウンター席とテラス席の料金差と客の滞在時間の関係を現地でしつこく調査)

カテゴリ
「日本のドブ川」カテゴリを廃止して「法律からアプローチする」を新設しました。ドブ川を全国レベルで捉えると、どうしても法律の話メインになるのでこのように変更しました。(H26.11.15)
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